「どの順番で試験を受けるか」「どの試験がより難しいか」という議論はネットだけでなく私の周りでもよく聞かれます。

そもそも各受験者の得意・不得意もありますし、そもそも試験ごとに分野が違うので議論自体意味がない、という話もありますが、「受験者のレベルが高いほど、試験のレベルも高い」という前提で、高度共通である午前1の通過率から、試験のレベルを想像していきます。

2016年秋期試験の高度試験では午前1の結果は以下のようになっています。

試験受験者数通過者数通過率
情報セキュリティスペシャリスト10,2824,75946.3%
ITサービスマネージャ1,55773447.1%
ネットワークスペシャリスト4,6562,55254.8%
システムアーキテクト2,2121,21655.0%
ITストラテジスト1,6781,12767.2%

これを見る限り、ITストラテジストの通過率がダントツです。

つまりITストラテジストを受験する人は他の試験区分よりも高いITスキルを持っている、と言えるのではないでしょうか。

さらにどの試験区分も合格率はあまり変わりません。つまり、午前1の通過率がそのまま試験の難易度を表していると言っても過言ではないでしょう。(もちろん厳密に言えば1〜2%合格率は違うので、午前1通過率が近い場合の順位は誤差の範囲でしょう)

いずれ春期試験も反映し、全ての高度試験の難易度たいと思います。