こんばんは。つれ子です。
半年ぶりにブログを書きます。
毎年年初には毎日、いや、週3回はブログを書く、と宣言してはいるもののなかなか実行に移せません。
半年空いても新しく記事を書く気持ちがあるのは自分ですごいなぁと思います。
まぁそれは置いておいて、私の所属している会社では派遣事業もしています。いまは特定派遣が無くなったようで一般派遣になるようです。
派遣はSIerに対しても多少はやっているもののメインはユーザー企業むけになります。
ユーザー企業のIT部門や事業部門にITエンジニアとして派遣され、その会社の一員として業務に従事します。
特定派遣のときも期間の縛りはなかったのですが、一般派遣になってからも派遣元では無期雇用なので3年の縛りはなく、5年以上派遣されている人もいます。
さて、派遣元である私たちの会社には現在2つの課題があります。
まず1つ目は「派遣された社員の態度が偉そうになる」ということです。
あるユーザー企業での話ですが、長い間その企業の一員として事業に関わっていると、ソフトウェア開発だけではなく様々な業務に従事することになります。
むしろソフトウェア開発を自分で行うことは少なくなり、超上流工程をしたり、ベンダーに委託をしたり、社内調整を行ったりと、自社で開発していたときには体験できない仕事をすることができます。
逆に言うと自社で受託開発業務に従事している社員はそのような経験がなく、ユーザー企業での仕事だったり他のベンダーがどんなものか、というのは分かりません。
つまりその派遣された社員にとっては自社メンバーが(開発はできるものの)あんまり仕事を分かっていない人、という認識になり、さらには自社のやっている仕事がショボく見えるのか「見下す」「自分が偉くなる」気持ちになるようです。
本来は仕事をローテーションさせて他の社員にも経験させたり、ユーザー企業のことを勉強したりすればよいのですが、残念ながら中小企業ではそういうコストもなく。
偉そうになった派遣されている社員と自社で開発をしている社員との溝は深まるばかり、、
2つ目の問題は、ユーザー企業の社員の待遇がすごくて自社の待遇に不満をもち退職するケースです。
結構大手のユーザー企業の場合、30代半ばで1,000万もらっている人もザラにいます。
我々はというとその半分です。
30代半ばで550万、40歳で600万っていうのは一般的にみてそれほど悪い賃金ではないと思うのですが、大手企業の社員の給与と比較してしまうと悲しさがあります。
特に現在は売り手市場なので転職活動が活発なこともあって退職する人がそこそこいます。
これも社員の給与を上げれば済む話(ではないのかもしれませんが)中小企業には難しい話かもしれません。
2点、派遣事業を営む中小企業で注意することを書きました。
人事担当の方は上記の点に気をつけて人選していただければと思います。