中小企業に勤めるITエンジニアの徒然日記

中小企業に勤めるITエンジニア(三十路女子)が日々のよしなしごとや、IT技術についての記事をつらつらと書いていきます。

2016年02月

うちの会社の経営陣は、

「技術者たるもの日々の自己研鑽が必要。各人でしっかり勉強するように」

と言います。

だけど、勤務時間に研修をしたり、会社の費用で何か社員教育をしようとはしないです。まさに「口は出すけど金は出さない」の状態。

今までの私の経験からすると、会社から言われようがやる人はやるしやらない人はやらない。所詮は業務時間外のプライベートな時間だし。

私のチームには仕事ができないベテランの人がいる。仕事ができない、というより、ずっとC言語の簡単なプログラムを書いていただけで15年以上生き延びてきて、自己研鑽もしないため、最近の技術が全く分からず、何もさせてもらえてない状態である。

もちろん悪いのはこの人だけではない。この人にあった仕事を与えることができない営業も、この人に一本の道しか与えなかった上司、会社にも責任はあると思う。

では、言い方は悪いが「会社のお荷物」を作らないために、会社としてどういう仕組みが必要か考えてみました。

1. 勤務時間を使って教育をする。

「各自、自己研鑽をするように」というお達しは、「プライベートな時間なのに何で会社の言うこと聞かないといけないんだ?」と考える社員から反発をされる。個人的にはこういう社員は切り捨ててしまえばいいのだけど、それだと結局お荷物を作ってしまうことになる。なのでまずは会社としても身を切り、業務時間を使って勉強させる、ということが必要である。

ここで重要なのは「継続的に勉強させる習慣をつけるためにはどうすればよいか」ということを考えて学習内容を考える必要がある。勤務時間の一部でできる学習なんて大したことないので、家でも継続的に学習したくなるよう内容にすることが大事だと思う。(しかしながらそれがどういうものかは分からない)

2. 給与を下げる

結局、給与以上の働きができないのでお荷物と呼ばれるので、働きに見合うように給与を下げればいいのではないかと思う。手っ取り早い方法ではありますが、若い社員がこれを見てどう思うかが気になるところ。「やっぱり会社は守ってくれないんだ、転職しよう」みたいな流れになると最悪ですね。なので慎重にやる必要はあります。

まあ一社員が会社の仕組みを考えても仕方ないので今日はこれくらいにしておきます。


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ある同僚の話。

かなり問題があって、一言でいうと仕事が遅く生産性が低いのです。

たぶん私の半分もタスクがこなせてない。

いろいろ新しい技術だったりを調べながら進めていく仕事なのですが、技術力、知識の差はあれど、同僚がなぜこんなに遅いのかが気になり、同僚の動きを観察していると、調べ物をするときの検索能力が低いことに気づきました。

1.適切なワードで検索していない

例えばPHPである月の第3金曜日の日付を求める方法が知りたい場合、「PHP 曜日 日付」のような検索キーワードを使うと思いますが、大げさに言うと同僚は「第3金曜日」みたいに、キーワードが足りなかったり、キーワードが適切でなかったりします。

「いろいろ調べてもやり方が見つからないんだよねー」
とつぶやいていて、何がしたいのかを聞いて私が調べるとすぐに見つかることは多々あります。


2.英語のサイトは見ない

検索に引っかかったのが英語のサイトだともう読まないみたいです。技術情報の多くは英語サイトなのだけどなかなかハードルが高いのか読もうとしないです。

15年近くSEをやっていて「検索の仕方から教えないといけないのかー…」と思うと少しツライですが、そもそも「知りたいことから適切な言葉を導き出す国語力」だったり「知りたいことが書いていそうなページどうかを判断する英語力」だったりは、学生までで作られているべきだし、30後半のおじさまに今更身につけさせるのは無理じゃないかと思って諦めます。

しかしながらホントどうすればいいのだよ。
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今の会社に入社してから、「一括案件」や「一括」という言葉を聞くようになりました。

「一括」と聞くと
  • ソフトウェア開発だけでなくハードウェアや運用保守も含めた「一括請負」のこと
  • システム開発工程ごとに契約を結ぶ「多段階契約」に対する「一括請負契約」のこと
を想像してしまいますが、そうではなく

「エンドユーザから直接の受託」「下請けでも元請けの会社からシステムを丸っと受託」するという、まあソフトウェア開発を部分的に請負うのではなく「一括」で請負うことのようです。

どういう意味だろうとググってもあまり出てきませんが、たまにIT中小企業の採用ページに「エンドユーザ一括案件のプロジェクトリーダーができる!」みたいな売り文句が書いてあったりします。

つまり、私の会社だけの言葉ではなく、他にも使っている会社があり、採用ページに書いてあるくらいなので、同等レベルの会社では使われる言葉だと推測できます。

どういう会社で使われている言葉なのか。

ITゼネコンと言われる、大手SIerが受託したシステム開発を、下請け数社に分割して発注、その下請けが孫請けに発注・・・という構造の中で、ITゼネコンを担う下請け中小企業だけど、たまにエンドユーザから直接受託する案件もあるよという会社で使われる言葉ではないかと思います。

つまり、「エンドユーザ一括案件のプロジェクトリーダーができる!」と書いてある会社ではSIerからの下請け案件もあると考えた方がよさそうです。

なぜなら、「一括案件」のみ仕事を受託している会社だと「一括案件」という言葉を普段使うことがないのではないかと思います。
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こんばんは。つれ子です。

私の勤めている会社は中小ソフトウェア開発会社。

約半数が社外に出て、お客さんの元で仕事をしています。


我が社にも年2回のボーナスがあって、ボーナスのたびに社内面談があり、上司から、私の評価や期待されていることについて話があります。

また、私からは会社への要望や自分のやりたいこと、どういうキャリアを歩みたいかなどをアピールする場でもあります。

私は非常に重要な場だと捉えているのですが、ある同僚は、

「社内面談って意味ないよね。面談で評価が変わるわけではないし、いつも評価を聞いた後は上司と雑談して終わる」

とのこと。


「いや、そんなことないですよ。自分にとっては有意義な時間でした。」という私に懐疑的。

そこで、どういう話をしたか詳しく聞いてみました。

〔上司から言われたこと〕
・評価はB。(普通の評価)
・もっと技術力を磨くように。
・資格を取れ。
・会社の現状、方向性の説明

〔上司から聞かれたこと〕
・今の仕事にやりがいあるか?
・これからどんな仕事がしたいか?

〔自分から話したこと〕
  なし


上司の話す内容は私とほぼ同じでした。


ではわたしと何が違っていたかというと、


1つめ
「会社の現状、方向性」の話を、同僚は自分には直接関係ないことだし、そんな話されても、よくわからん、と、思っていたらしい。

2つめ
「これからやりたいこと」の話で、「やりたいこと話してもどうせ希望はかなわないし、そもそも別にこれといってやりたいこともないし」という思いだったらしい。

3つめ
自分からは会社に対して、要望も特にないらしい。

結局、同僚からすると、

「普通の評価を聞いて、小言を言われて、よくわからん話をされた」

という認識です。

それだと「社内面談なんて意味がない」という気持ちになるのも納得です。


しかしながら、この同僚が悪いとか認識が甘いとかは思えませんでした。
結局は仕事に対する考え方が根本から違うのです。


私は中途入社なので、仕事に対する考え方は以前に勤めていた会社で培われました。

一方、この同僚は新卒で15年くらいずっといて、若い頃からまともに教育を受けてなかったのです。

若い頃から末端のプログラマーとして客先に出されるだけで、自分のキャリアを描くこともなく、漫然と過ごしてきたのです。

30半ばの今になって色々言われても正直しんどい、というのは容易に想像できます。

上司も「あいつはあまりやる気がない。言われたことしかできないやつ。なんとか変えたい。」と言ってますが、もうこの歳で変わることはないでしょう。

言われたことでもできればオッケー。粗利が赤字にならなければ大丈夫。というくらい広い気持ちを持ってあげてください。

もともとの原因はあなた方の教育にあるのだから。


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2月からソフトバンクからMVNOのmineoに移行したつれ子です。

端末もiPhone5sからiPhone6sに変わり、絶賛移行作業中です。

その中で一番驚いたことを紹介します。


「カード類」というアプリ

https://itunes.apple.com/jp/app/kado-lei/id409674297?mt=8

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カードの写真を取っておけばアプリがあればカードの内容を確認でき、非常に重宝しています。

クレジットカード番号やネットバンキングの乱数表など、カード本体がないと分からない数字を、アプリで確認することができます。

iPhone6sでも当然使いたいのですが、データの移行ができないのでは?できるとしてもかなりセンシティブな情報なのでiCloudやアプリ提供者のサーバに置くのは避けたいなーと思いながら設定を確認していると「バックアップ/復元」という項目を発見

画面を開くと、

「サーバを開始」ボタンがあり「タップしてサーバを開始してください」と書いています。

てっきりサーバにバックアップを作ることだとと思ったので、

『「サーバを開始」ってカタコトかよ!』ってちょっと馬鹿にしてました。

ちょっと怪しいなーと思いつつ「サーバを開始」ボタンを押すと、数秒後、

「セキュリティソフトをOFFにしてwindows/macのブラウザにて「http://192.168.1.2:8888」にアクセスしてください」

というメッセージが表示されました。


ここでやっと理解ができました。


iPhoneをHTTPサーバにしてパソコンからデータをインポート・エクスポートができるのだと



え、iPhoneってこんなことできたの!?

とかなり驚きつつ、MacのSafariから指定されたURLを表示。

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UIはアレですが、確かにHTTPサービスをしている。。。

情けないことにこんなことができることを初めてしりました。


最近Xcode使ってないなーと思いつつ、開発欲がふつふつと湧いてくるのでした。

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