うちの会社の経営陣は、
「技術者たるもの日々の自己研鑽が必要。各人でしっかり勉強するように」
と言います。
だけど、勤務時間に研修をしたり、会社の費用で何か社員教育をしようとはしないです。まさに「口は出すけど金は出さない」の状態。
今までの私の経験からすると、会社から言われようがやる人はやるしやらない人はやらない。所詮は業務時間外のプライベートな時間だし。
私のチームには仕事ができないベテランの人がいる。仕事ができない、というより、ずっとC言語の簡単なプログラムを書いていただけで15年以上生き延びてきて、自己研鑽もしないため、最近の技術が全く分からず、何もさせてもらえてない状態である。
もちろん悪いのはこの人だけではない。この人にあった仕事を与えることができない営業も、この人に一本の道しか与えなかった上司、会社にも責任はあると思う。
では、言い方は悪いが「会社のお荷物」を作らないために、会社としてどういう仕組みが必要か考えてみました。
1. 勤務時間を使って教育をする。
「各自、自己研鑽をするように」というお達しは、「プライベートな時間なのに何で会社の言うこと聞かないといけないんだ?」と考える社員から反発をされる。個人的にはこういう社員は切り捨ててしまえばいいのだけど、それだと結局お荷物を作ってしまうことになる。なのでまずは会社としても身を切り、業務時間を使って勉強させる、ということが必要である。
ここで重要なのは「継続的に勉強させる習慣をつけるためにはどうすればよいか」ということを考えて学習内容を考える必要がある。勤務時間の一部でできる学習なんて大したことないので、家でも継続的に学習したくなるよう内容にすることが大事だと思う。(しかしながらそれがどういうものかは分からない)
2. 給与を下げる
結局、給与以上の働きができないのでお荷物と呼ばれるので、働きに見合うように給与を下げればいいのではないかと思う。手っ取り早い方法ではありますが、若い社員がこれを見てどう思うかが気になるところ。「やっぱり会社は守ってくれないんだ、転職しよう」みたいな流れになると最悪ですね。なので慎重にやる必要はあります。
まあ一社員が会社の仕組みを考えても仕方ないので今日はこれくらいにしておきます。