三十路を迎えて、徐々に中堅エンジニアと呼ばれる年代に入って行ってるつれ子です。
私の会社の平均年齢は29歳なので、やっと平均を超えたところです。
年齢分布としては30代前半がボリュームゾーンで、40代がちらほら、50代が数人くらい。中央値は32、3歳くらいだと思います。
さて、最近は20代中盤から後半の若手の教育にも携わることが多いのですが、若手とはいえIT技術が好きで積極的にスキルを身につけようとしている人は、技術力が非常に高いなあと感心します。
私と一緒に仕事をしている人もそうですが、全然勉強しない下請プログラミングしかしてこなかった30代中盤の社員よりもアーキテクトとしての力は全然上です。
もちろんそんな若手ばかりではありません。私は若手向けに技術研修をすることがありますが、研修コンテンツの内容よりも「自ら学んでいけるようにやる気を出させることができるか」を主眼においています。
端的にいうと、技術面で私と一緒に仕事をしている30代中盤の先輩みたいにならないようにするにはどうすればよいか?というところです。
注:かなり先輩をdisってますが、あくまで技術面だけの話ですので悪しからず。
では、自ら学ぶ気を出させるにはどうしたらいいか?ということですが、そもそも自ら学ぶ気を出すというのは、子供の頃からの学習習慣がどうだったかに大きく影響されるものだと思います。
うちのような中小企業は、専門学校や入学難易度の低い大学を卒業している社員が多数を占め、学習習慣が身についていない人が多いです。
もたろん、あくまで傾向であってそうじゃない人も多くいます。
私が研修等で実践しているのは、社内のスキルが高いエンジニアの例を多く出す、ということです。
なるべく色んな人の多少エピソードを盛りつつ話をします。
なぜ、こういうことを意識しているか?
うちの会社のように社外で仕事をしている人が多い場合、他にどんな技術を持った社員がいるのか、また、自分は社内でどのくらいのスキルレベルなのかを知ることが難しいです。
学ぶ環境が、どころか環境以前の問題ですね。
そのため、社内にはスキルが高い人が多くいることを伝えることで、暗に危機感や競争意識を煽り、勉強してスキルを身につけないと、という気持ちにさせます。
もちろんそんな気持ちになる人ばかりではなく、むしろなる人の方が少数かもしれませんが、ゼロではないと考えています。
こういった活動の回数を増やし、参加者を増やしていくことで、社内の雰囲気が変わり、自ら進んで学ぶ環境ができていくのではないかと思っています。